
ワーキングメモリと学習支援
~ワーキングメモリの基礎理解と読み書きの支援~
湯澤 正道先生
(広島大学大学院 教育学研究科教授)
学校の授業等では、見たり、聞いたりした情報を一時的に記憶にとどめながら、考える必要があります。 このような能力はワーキングメモリと呼ばれ、子どもたちの学ぶ力を支えています。 このワーキングメモリが小さいと、授業について行けず、学習に遅れが生じます。 特に、発達障害のある子どもは、しばしば、ワーキングメモリに弱さを抱えています。
このDVDでは、まず、ワーキングメモリの基本的な働きと特徴について、初めて学ぶ方にも分かりやすいよう、「脳の作業場」、「長期記憶への入り口」、 「ボトルネック」という3つのイメージを用いて解説します。次に、ワーキングメモリのアセスメントについて、 広島大学の研究チームが開発した「HUCRoW」を例に解説します。そして、ワーキングメモリを学習支援に生かすために、支援方略の基本的原理から、読み書きとの関連、読み書き支援の実際までを解説します。(HPより転載)
①ワーキングメモリの基礎知識
■ワーキングメモリとは ◎脳の作業場 ◎長期記憶への入り口 ◎ボトルネック ◎実行機能 ◎学びの階層モデル ■ワーキングメモリの発達と大人の役割 ■ワーキングメモリのモデルとアセスメント ◎ワーキングメモリのモデル ◎ワーキングメモリのアセスメント(HUCRoW) ◎ワーキングメモリの発達と個人差 ◎ワーキングメモリと行動特徴
②ワーキングメモリを学習支援に生かす
■ワーキングメモリ理論に基づいた支援方略 ◎授業チェックリスト◎情報の整理◎情報の最適化◎記憶のサポート◎注意のコントロール◎まとめ ■事例検討 ■読み書き障害とワーキングメモリ ◎読み書きの発達とワーキングメモリ ◎言葉の獲得と音韻認識◎音声の符号化と文字の復号化◎文字の復号化の自動化◎文の意味の理解◎読みの熟達化◎読解
③読み書き支援の方法と実際
■支援の前提 ■ひらがなの読みの支援 ■漢字の読みの支援 ■特殊音の支援 ■文の読みの支援 ■漢字の書きの支援 ■まとめ
※ジャパンライムさんのDVD3本を視聴致します。(法人内の学習利用のみ許可を頂いております)(レジュメ有)
長時間になりますので途中で30分昼食休憩を入れます。
参加費 各1000円
会場 くれ協働センター会議室(呉市役所1階)